ドイツはハムやソーセージの文化が盛んな国として有名ですが、中でもウインナーソーセージはよく知られています。逸話も数多く残っており、例えばフランクフルトという名前は地名に由来するものなのですが、これはフランクフルトの職人がウィーンでソーセージを作ったことで広まったからだとされています。また、ドイツには職人がソーセージを作って振舞ったとされる独自の祭もあったそうです。ドイツの文化、生活の中には、ハム、ソーセージが強く根付いているのです。ところで日本に普及しているドイツソーセージにも種類がありますが、それらはドイツで食されているものの一部でしかありません。ドイツのソーセージ文化は中部、南部、北部に分かれており、日本には北部の文化があまり入っていません。因みにドイツ北部では、スライスソーセージとして食べられています。
 ハム、ソーセージに限らず、加工する時には香辛料が使われますが、ドイツ料理においてはクローブがメジャーとなっています。クローブは万能で、豚肉の独特の臭みが緩和されるからです。ただ歴史的には、クローブはヨーロッパに広まっていたわけではありません。元々は海を隔てた遠い地域に生えていた植物ですから、大航海時代に入ってようやくドイツにも流入したのです。経緯としては、まず当時の強国であったスペイン等に広まります。そして、イタリアの海港都市であるヴェニスなどに輸入され、その後陸地を流れてドイツに集まりました。当時のドイツは中世に当たり、バルト海の貿易が盛んな国でした。いわゆるハンザ同盟によって、ドイツの市場は繁栄していたため、香辛料も最終的にドイツに集まるようになったのです。

こうしたハムの歴史をひも解くと、より一層ハムをギフトにしたいと思えるものです。